機能性低血糖症になる原因は?

日本が“飽食”といわれる時代を迎えて相当の年月を経ましたが、実際は氾濫する過剰な糖質や刺激物、ビタミンやミネラルが失われた保存料漬けの食品、常に競争や不眠を強いられる社会的ストレス等、健康を損なう原因は尽きないどころか、むしろ増えているような気さえします。

そしてこれらの原因の蓄積は少しずつあなたの血糖コントロールを不安定にし、様々な身体的・精神的症状を引き起こします。それが機能性低血糖症です。

私たちの体は、血糖値がだいたい70~120mgdlに保たれるように調整しています。しかし、その血糖値コントロールが上手くできなくなって急激に下がったり、低いまま上がらなくなってしまう病気を「機能性低血糖症」と言います。

機能性低血糖症を引き起こす原因は

・ダイエット

糖質制限ダイエットや炭水化物制限ダイエットなどありますが、これらを全く食べないというのは良くありません。

私たちは糖質を主に炭水化物から摂っています。

そして炭水化物に含まれる糖は分解され、脳や身体のエネルギーとなって私たちの体を支えているのです。

ダイエットによって糖質の摂取量が少なくなれば、必然的に低血糖を起こしやすくなってしまいますね。

・朝食抜きもNG

朝食を食べないと午前中にやる気が出ない、というのは聞いたことがあると思います。

朝食抜きということは、夜ご飯を食べてから次の日のお昼までエネルギー摂取が行われていないということになってしまいます。

食事と食事の間隔が空いていて、空腹時間が長いという人も低血糖を起こしやすいので注意しましょう。

・栄養不足にも注意

ダイエットのほか、外食やカップラーメンばかりなどの偏食も低血糖を起こしやすくなってしまいます。

とくに野菜に多く含まれるビタミンやミネラルは、エネルギー生成にも重要な役割を担っています。

そのため、ビタミンやミネラル不足も低血糖の原因としてあげられます。

・カフェイン・タバコ・アルコール

カフェイン・アルコール・タバコ等も、即時に血糖を上げる働きを持っているので、過剰な摂取は血糖コントロール機能に悪影響を与えます。

口に入れ、噛む前から「美味い、甘い」と感じるもの、摂取して即座に元気が出るようなものには注意が必要です。

・ストレス・自律神経の乱れ

ストレスも血糖コントロールに関わる副腎を疲れさせるので、低血糖の原因となります。不規則な生活による自律神経の乱れも同様です。

・食べ過ぎ

では、しっかり炭水化物などを食べて糖質を摂っていれば大丈夫かと言えば、そうでもありません。

気を付けたいのは、精製炭水化物と呼ばれる白米やパン、白砂糖を使ったものを食べ過ぎること。

日常的に食べ過ぎていると血糖値を下げるインスリンの分泌が過剰になり、少ししか食べていないときにも血糖値を下げ過ぎてしまうことになります。

それによりインスリンを分泌する膵臓も弱らせてしまうことになるので注意しましょう。

・胃下垂・貧血・アレルギー・甲状腺機能障害など病気

胃下垂・貧血・アレルギー・甲状腺機能障害等をお持ちの方は、機能性低血糖症を起こしやすい体質と言えます。更に機能性低血糖症がそれぞれの症状を重くするという悪循環も生まれてしまいます。

・薬

糖尿病の治療薬として使われる、血糖降下薬が効きすぎてしまっても低血糖症になります。

血糖値が高いからと食事制限をしすぎることも良くありません。

ほかには一部の抗不整脈薬も、低血糖を引き起こす原因となってしまうことがあります。