機能性低血糖症の対処法

糖尿病治療の影響による低血糖の場合は、糖質の摂取や、ブドウ糖・グルカゴンの注射などを行います。しかし、食事が原因となって起こる機能性低血糖症の場合は、食生活を見直して、「糖質制限」(糖質の摂取を控えること)が1番大切になってきます。

白砂糖やブドウ糖果糖液糖(トウモロコシなどのデンプンを原料にした天然甘味料)は体への吸収率が高いため、なるべく避けるようにしましょう。白砂糖やブドウ糖果糖液糖は、甘いお菓子やジュース、スナック菓子、菓子パン、お惣菜などに使われています。

そのほか、血糖値を上昇させやすいものに、小麦、白パン・白米など精製された穀物(炭水化物)、エナジードリンクと呼ばれる滋養強壮剤・コーヒー・紅茶・コーラ等に含まれるカフェインや、ビール、甘いワイン、タバコ、スポーツ飲料があり、これらの摂りすぎも注意が必要です。

一方、他の栄養素と一緒に食べると血糖値が上がりにくくなる場合もあります。タンパク質を食べるとGLP-1、脂質を食べるとGIPという消化管ホルモンの分泌量が増えます。GLP-1、GIPはともに、インスリンの分泌を促す働きを持っています。そのため、血糖値が上がりにくくなります。また、GLP-1、GIPも腸の蠕動を抑制するので、糖の吸収速度が穏やかになるという側面も指摘されています。

また、食物繊維には、糖の吸収を穏やかにする効果、血糖値の上昇をさらに抑える効果が期待できます。